10月26日、オープンCAE学会の理事だった田辺正孝氏が急逝された。まだ62歳。なんという若さか。
22日、友人と食事をされている時に眠るように意識を失ったとのこと。苦しまずに逝かれたこと、亡くなる前に家族と過ごす時間を作れたことは、せめて幸いだったと思う。
そんなに長く付き合っていたわけれはないし、そんなに深く付き合っていたわけでもないのだが、忘れられない人である。僕が前の会社を辞めて、次が決まっていないと言ったら、頼みもしないのに知り合いの会社に当たってくれたりした。人のいいオッチャンであった。
この夏、二度ほど一緒に飲む機会があった。うち一度は、もともと田辺さんを誘うつもりはなかったのだが、せっかくだから田辺さんも呼ぼう、ということになって急遽声をかけたものである。声をかけてよかったとつくづく思う。
30日はお通夜だった。ありがたいことに、僕にまで連絡をいただいたので、顔を出してきた。早めに行ったため椅子に座れたが、田辺さんの人脈を反映してか、斎場に入りきれないほどの人が集まり、お焼香を済ませたらすぐに外へ出ないといけないほどだった。
その後の献杯の場では、最初はしんみりしていたのだが、息子さんから「父はワイワイ騒ぐのが好きな人だったので」と声をかけていただき、そうだなー、しんみりしていても田辺さんは喜ばないよな、と思い、少しずつ冗談なども出てくるように。
その後、オープンCAE学会関係の人たちと二次会。ここは結構みな、ケラケラ笑いながら、テンション高く盛り上がった。
田辺さん、また一緒に飲みましょう。