ダッソー・システムズ、XFlowを買収
ダッソー・システムズがビジネスの幅を広げるため、流体解析のソフトが欲しいだろうなということは以前から感じていた。XFlowテクノロジーの開発元、Next Limit Dynamics社を買収。買収取引は2016年12月7日に完了。
- ダッソー・システムズ、3Dエクスペリエンス・プラットフォーム上の流体解析シミュレーションを強化(2016/12/15)
気になるのは、XFlowのようなソフトは現状では利用用途が限定され、汎用流体解析ソフトとはいえない。ダッソー・システムズとしてはそれでいいのか? ということがひとつ。また、これはもともとMSCソフトウエアが唾をつけていたはずだが、なぜMSCが手放したのか? ということがひとつ。
激震というほどではないが、小さくはない出来事だ。
過去記事
- MSCが流体解析ソフトの提供を開始(2011/07/16)
ここではXFlowは粒子法であると書いている。もともとの記事でそのように紹介されていたためだ。正確には格子ボルツマン法だが、自分の記憶では、この当時は格子ボルツマン法も粒子法の一種のようにいわれていたと思う。現在は粒子法といえばSPH法とMPS法のみを指すはず。
(2017/03/09 記)