OpenFOAM事始め(はてなブログ編)

CAEにまつわるアレとかコレ

OpenFOAM®とは

OpenFOAM(オープンフォーム)とは、OpenCFD社が開発しているオープンソースのCFD Toolboxである。

FOAMはField Operation and Manipulationの頭文字を取ったもので、オブジェクト指向言語C++を用いて開発された連続体力学解析パッケージである。従って流体解析のみならず、応力解析、電磁界解析、音響などさまざまな問題の数値解析に使用することができるが、今のところはほぼ流体解析の分野で使われているようである。

ライブラリの形で提供されており、ドキュメントも少ないことから、活用するに当たっては、流体解析に関するそれなりの知見と、開発に関するそこそこの経験と、なにより、多少のことがあっても頑張ってやり遂げる、という「決意と覚悟」(^^)が必要なのではと思われる。

ただし、オープンソースであるからライセンス費用は不要だが、市販のハイエンドな解析ソフト(数百万円から一千万円超)と遜色ない機能を持つことから、ここ数年、にわかに注目を浴びることとなった。

散乱する情報を自分なりにまとめておくため、ブログを立ち上げることとした。なお、僕自身は、業界事情にはそれなりに通じてはいるものの、CFDの専門家というわけではない。