OpenFOAM事始め(はてなブログ編)

CAEにまつわるアレとかコレ

もんじゅ 廃炉に

政府は高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉を決めた。原発で出た使用済み核燃料を再利用する核燃料サイクル事業の要であったが、巨費を投じながらほとんど稼働しなかった。

1995年12月にナトリウム漏れ事故が発生。当時の運営主体の動力炉・核燃料開発事業団(動燃)は事故現場の映像を隠して信用を失った。2005年からは日本原子力研究開発機構が采井を行なう。2010年5月、14年ぶりに運転を再開したが、3か月後に再び停止。2012年には一万件近い機器の点検漏れが発覚。運転禁止となり、2015年に原子力機構が退場。その後、もんじゅの担い手が見つからなかったため。

しかし政府は核燃料サイクルの延命も決めた。青森県六ケ所村の再処理工場は20年以上も前に着工したのに23回も関税を先延ばし。現在は2018年上期に完成の予定だが。