東京電力、新体制に
東京電力ホールディングスの新たな経営陣が固まった。思い切った抜擢で若返りを図る。月内にも正式に決め、6月の株主総会を経て新体制に移行する。
役職 | 現 | 年齢 | 新 | 年齢 |
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会長 | 數土文夫 | 76 | 川村隆 | 77 |
副会長 | 広瀬直己 | 64 | ||
社長 | 広瀬直己 | 64 | 小早川智明 | 53 |
発電子会社社長 | 佐野敏弘 | 64 | 守谷誠二 | 53 |
送電子会社社長 | 武部俊郎 | 60 | 金子禎則 | 53 |
小売子会社社長 | 小早川智明 | 53 | 川崎敏寛 | 51 |
社外取締役 | 長谷川閑史 | 70 | 槍田松瑩 | 74 |
社外取締役 | 藤森義明 | 65 | 冨山和彦 | 56 |
- 東電の新経営陣固まる 川村会長、小早川社長(日本経済新聞、2017/03/26)
- 役員一覧(東京電力ホールディングス株式会社)
土田由紀夫氏、メンター・グラフィックス・ジャパンの社長に
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社の代表取締役社長に土田由紀夫氏が就任した。プレスリリースには日付が記載されていないが、2月1日付ということであろうか。
横浜国立大学工学部卒。前職は米国オートデスクのアジア大洋州AEC(建築、エンジニアリング、建設)インダストリー事業代表、その前は日本ザイラテックス株式会社の代表取締役社長と輝かしい経歴の方である。
メンター・グラフィックス・ジャパンの前社長Greg Helton(グレッグ・ヘルトン)氏が社長に就任したのは2013年12月、その前の井上公夫氏が社長に就任したのは2012年2月。いずれも短命だ。土田氏はどうなるか。
(2017/09/26 記)
リンク
- メンター・グラフィックス・ジャパン、新代表取締役社長就任(メンター・グラフィックス・ジャパン、2017/02/23)
ウエスチングハウス・エレクトリックでパワハラ
東芝は、2日前に決算の発表を延期すると発表した。ウエスチングハウス・エレクトリックの会計で不正の疑いがあったためだが、これは、ダニー・ロデリック会長らが原発建設で発生した巨額損失を少なく見せるように、部下に圧力をかけるパワハラをし、賠償金を支払うリスクが浮上したため。ロデリックは東芝の電力カンパニーの社長も務めていたが、今月14日付で解職された。
東京新聞の記事によれば、パワハラで退社した元社員が、損害賠償請求訴訟を起こす動きがあり、この賠償費用を決算で引き当てるかどうかを巡って東芝と監査法人の意見が対立し、決算を発表できなかったとのこと。
本件は、日経新聞では記事にならなかったようだ(単なる見落としか? Web版にはない)。
- 東芝の米子会社でパワハラ(2017/02/16、共同通信)
- 東芝不正疑惑 米子会社でパワハラ 首脳が圧力 賠償リスク(2017/02/17、東京新聞)