2024年10月30日、シーメンスはアルテア・エンジニアリングを100億ドル(約1兆000億円)で買収すると発表した。買収完了は2025年後半の予定。
- 独シーメンス、産業用シミュレーションソフトの米アルテア買収へ(ロイター、2024-10-31)
- 独シーメンス、ソフトウエアの米アルテア買収で合意-100億ドル(Bloomberg、2024-10-31)
続々とCAEの会社の買収が進む中、アルテアも巻き込まれずにはいられないだろうと思っていたから、買収自体は驚かないが、買収したのがシーメンスというのは驚いた。既にCDアダプコを傘下に収めている。アルテアの方がはるかに手広くやっているが、基幹業務である構造解析、流体解析、メッシュ作成などに関しては完全にアダプコとかぶる。買収価格はアルテアの方が10倍以上だが、この分野の知名度と実績はCDアダプコがはるかに上だ。これから先、開発をどのようにまとめていくのだろう。
それとも、自分がCAEの人間だからアルテアと言えば構造解析、流体解析、メッシュ作成と考えてしまうが、アルテアの基幹業務は全く別なのだろうか?
過去記事
- シーメンス、米CD-adapcoを買収(2016-01-29)
- シーメンス、Mentor Graphicsを買収(2016-11-15)